オーストリア スーパーの買い物客へマスク着用を義務化

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オーストリア スーパーの買い物客へマスク着用を義務化

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3月30日、オーストリア政府は新型コロナウイルスの蔓延を抑えるべく、スーパーを利用する買い物客に例外なくマスク着用を義務付けると発表しました。

オーストリアは感染拡大を阻止するため2週間以上のロックダウン状態にあり、3月30日時点で9,000人以上の感染者と108人の死者を出しています。さらなる被害の拡大を防ぐためにセバスティアン・クルツ首相は「依然として厳しい状況が続いている。より一層の対策が必須であり、スーパーは来店時にマスクを配布し買い物客はそれを着用しなければならないと」と述べました。なお、現在国民に対し適切なマスクの在庫はあるのかという質問に対し首相は「国際的な需要の高まりと医療現場を優先するため、マスクが手に入らない場合には自家製のマスクを着用して対応してほしい」と返答しマスク着用の重要性を訴えました。

また、クルツ首相はこの新たな措置について、公共の場で他人との社会的距離を維持することの代替案ではなく、あくまで補助的な予防措置である点を強調しています。マスクを装着することでウイルスの感染リスクを低減させることが可能であるとともに、無症状の感染者からの伝染を抑止することが期待できると述べました。

オーストリアのロックダウン措置は4月13日まで継続される予定ですが、クルツ首相はウイルス撃退のために政府は厳戒態勢で対応を進めているとし、ロックダウンの規制緩和を延期する見解を示しています。さらにクルツ首相はオーストリア国民に対し、新型コロナウイルスとの戦いに関して「今がまさに嵐の前の静けさ」であると述べ、一層の警告を呼びかけました。

参考 : THE LOCAL オーストリア版
https://www.thelocal.at/20200330/austria-to-force-all-supermarket-shoppers-to-wear-face-masks

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