
更新日 : 2023/11/02

更新日 : 2023/11/02

更新日 : 2023/11/02
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政府は新型コロナウイルス感染拡大防止策として外国籍者の入国を原則として禁止しました。入国制限は感染状況や変異ウイルスの発生により緩和と強化を繰り返しましたが、感染者数の落ち着きを鑑みて2022年3月7日に撤廃されました。現在、新型コロナウイルスの防疫を目的とした入国制限や検疫措置はありません。渡航に関する最新情報は「ハンガリー渡航のETIAS(エティアス)申請と入国制限・規制緩和に関する最新情報」をご確認ください。
日本国籍の方がハンガリーへ90日以内の商用や観光を目的に渡航する際は、ビザの取得が必要なくパスポートのみでの入国が認められています。ただし、2025年に導入が予定されている事前渡航認証制度“ETIAS(エティアス)”の施行後は、ハンガリーを含むシェンゲン協定加盟国へ入国する際にETIAS(エティアス)の取得が必要となります。ETIAS(エティアス)はシェンゲン協定加盟国へ入国する際に年齢を問わず必須となる渡航認証です。申請の際は有効なパスポートと決済に使用するクレジットカードをご用意ください。
なお、ハンガリーにて就労や留学、ワーキングホリデーなどを目的に90日以上滞在する際は、目的に応じた長期滞在許可を取得しなければなりません。長期滞在許可を取得するには駐日ハンガリー大使館にて申請する方法と、現地の移民局で申請する方法があります。このページではハンガリーの長期滞在許可の申請方法について詳しく解説します。
ハンガリーで90日以上滞在する際は、目的に応じた長期滞在許可が必要となります。日本国籍の方が滞在許可を申請する場合は以下の選択が可能です。
ハンガリー政府が認定する公立公共機関への留学や交換留学をする方が対象となります。
ハンガリー国民や在住者が外国籍の家族と同居するための滞在許可です。配偶者および未成年の子ども等が対象となります。
ワーキングホリデー等を目的として一時的に滞在するための滞在許可です。日本、韓国、台湾、香港、ニュージーランド、チリ、アルゼンチンの市民が対象となります。なお、一時滞在許可は滞在期間を更新することができません。
上記は代表的な滞在許可の例となり、この他にも多くの種類があります。ハンガリー移民局のページにて滞在目的に沿ったビザの種類や必要書類の検索が可能です。
ハンガリーに長期滞在するための滞在許可は多くの種類がありますが、このページでは代表的な就労のための滞在許可、学生のための滞在許可、ワーキングホリデーを目的とした一時滞在許可の申請方法について解説します。
駐日ハンガリー大使館で就労許可と滞在許可の両方を申請する方法(Single Application Procedure)と、現地の移民局で滞在許可証を申請する2つの方法があります。大使館での手続きは出発予定日の3~2か月前までに限られます。出発予定日が2か月未満の場合はハンガリー入国後、現地の移民局にて滞在許可証の申請を行ってください。
駐日ハンガリー大使館にて手続きを行う際に必要となる書類は以下の通りです。
ハンガリー移民局のページよりダウンロードまたは駐日ハンガリー大使館へメール(consulate.tio@mfa.gov.hu)にてご請求ください。
パスポートの残存期間は希望する滞在期間に加え6か月以上必要となります。
6か月以内に撮影された背景無しのカラー証明写真をご用意ください。1枚は申請用紙に貼付してください。
ハンガリー語で記載され、契約者同士の署名が必要となります。
下記のいずれかの書類をご用意ください。
下記2つの書類をご用意ください。
就労先からの宣誓文または海外旅行保険証をご用意ください。保険は全ての滞在期間に適用することが求められ、数年間滞在する場合は少なくとも1年間の適用が必要となります。
ハンガリー語による翻訳が必要となります。駐日ハンガリー大使館に翻訳を依頼する方はメール(consulate.tio@mfa.gov.hu)にてお問合せください。
郵送でビザの受領を希望する方は、宛先を記入したレターパックをビザ申請時に提出してください。
駐日ハンガリー大使館で留学ビザを申請する方法と、ビザを取得せずに渡航し現地の移民局で滞在許可証を申請する方法があります。大使館での受付は出発予定日の3か月~5週間前までとなります。出発予定日が5週間未満の場合はハンガリー入国後、現地の移民局にて滞在許可証の申請を行ってください。
駐日ハンガリー大使館にて手続きを行う際に必要となる書類は以下の通りです。
ハンガリー移民局のページよりダウンロードまたはハンガリー大使館へメール(consulate.tio@mfa.gov.hu)にてご請求ください。
パスポートの残存期間は希望する滞在期間に加え6か月以上必要となります。
6か月以内に撮影された背景無しのカラー証明写真をご用意ください。1枚は申請用紙に貼付してください。
交換留学の場合は、日本の教育機関からの推薦状もご用意ください。
下記のいずれかの書類をご用意ください。
私費留学の場合は銀行残高証明書と授業料の支払い証明書、奨学金受給者は銀行残高証明書と奨学金の受給を証明する通知等をご用意ください。銀行残高証明書は英文での発行または英語による翻訳を添付してください。口座名義が保護者の場合は、滞在資金を保証する旨を記載した名義人による英文レターと名義人のパスポートのコピーも必要となります。
滞在する全期間に適用する保険であることが求められます。数年間滞在する場合は少なくとも1年間の適用が必要となります。
郵送でビザの受領を希望する方は、宛先を記入したレターパックをビザ申請時にご提出ください。
単親家庭の場合は戸籍謄本の原本と英訳も合わせて提出してください。英訳はご自身による翻訳でも構いません。
日本とハンガリーのワーキングホリデー協定は2017年に締結されました。対象年齢は満18~30歳となり、休暇を主な目的として最大1年間の滞在が認められます。ハンガリーのワーキングホリデープログラムに参加を希望する方は以下の要件を全て満たす必要があります。
ハンガリーのワーキングホリデープログラムに参加を希望する方は、一時滞在許可が必要となります。駐日ハンガリー大使館にて一時滞在許可証を受け取るためのビザを申請してください。一時滞在許可証は現地にて発給されます。大使館は遅くとも渡航予定日の2か月前までに申請することを推奨しています。
また、ハンガリーを含むシェンゲン協定加盟国内に既に滞在している日本国籍者は、ハンガリー移民局で一時滞在許可証を申請することが可能です。必要書類や申請方法は、移民局へ事前にご確認ください。
駐日ハンガリー大使館にて手続きを行う際に必要となる書類は以下の通りです。
駐日ハンガリー大使館のページよりダウンロードしてください。
ビザの申請手続きは完全予約制となります。予約専用ページより来館予約をお取りください。予約ページでは氏名、生年月日、電話番号、メールアドレス、パスポート番号などの入力が必要となります。
所在地 | 〒108-0073 東京都港区三田2-17-14 |
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対応時間 | 月曜日~木曜日 9:00~17:00 金曜日 9:00~15:00 |
公式サイト | https://tokio.mfa.gov.hu/jpn |
予約専用ページ | https://konzinfobooking.mfa.gov.hu/home |
問い合わせ先 | consulate.tio@mfa.gov.hu |
日本で発給されるビザはハンガリー入国後30日間のみ有効となります。入国後30日以内に移民局にて滞在許可証へ切り替える手続きが必要となりますのでご注意ください。ビザに記載されている有効期限はビザの有効期限となります。滞在許可証に切り替えた段階で最終的な滞在可能期間が決定します。
日本でビザを取得せずに渡航される方は、入国後にハンガリー移民局にて滞在許可の申請が必要となります。申請方法や必要書類は移民局のページを事前にご確認ください。オンラインにて問い合わせや窓口の予約手続きが可能です。
公式サイト | http://www.bmbah.hu/index.php?option=com_k2&view=item&layout=item&id=612&Itemid=1344&lang=en |
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電話番号 | +36-1-463-9292(英語) |
電話対応時間 | (月曜日~木曜日)8:00~16:00 (金曜日)8:00~13:30 |
ハンガリーへ渡航する際は以下の準備が必要となります。
出入国カードと税関申告書は不要ですが、ハンガリー以外のシェンゲン協定加盟国で入国審査を受ける場合は当該国における要件も併せて確認をお願いします。
パスポートの有効期間はハンガリーを含むシェンゲン協定加盟国の出国予定日より90日以上の残存期間が必要となります。
現在、日本国籍の方が90日以内の観光や商用を目的としてハンガリーへ渡航する際、ビザを取得する必要はありません。ただし、2025年よりハンガリーを含むシェンゲン協定加盟国へ渡航する際は事前渡航認証ETIAS(エティアス)の申請が必要となります。1度の渡航で滞在可能な期間は最大90日までとなり、3年間の有効期間内であれば出入国の回数に制限はありません。90日以上の滞在を予定している場合はETIAS(エティアス)の対象外となるため、滞在目的に応じたビザの取得が必要となります。
ハンガリー政府はビザを取得せずパスポートのみで入国する全ての外国籍渡航者を対象に、海外旅行保険への加入を義務付けています。入国審査官により提示を求められる場合がありますので、海外旅行保険の契約書または付保証明書をご用意ください。
認められる海外旅行保険の主な要件は以下の通りです。
ハンガリー国内の空港で乗り継いで他のシェンゲン加盟国へ渡航する場合、入国審査はハンガリーにて行われます。当該の方も上記の書類が必要となりますのでご注意ください。
海外旅行保険の要件は予告なく変更となる場合があります。最新情報や詳しい内容は在ハンガリー日本国大使館へお問い合わせください。
上記に加え、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として追加の書類提示が求められる場合があります。渡航の際は「ハンガリー渡航のETIAS(エティアス)申請と入国制限・規制緩和に関する最新情報」にて最新情報をご確認ください。
ハンガリーの空港到着後は以下の手順で手続きを行ってください。
出入国審査(Immigration)の表示に従い入国審査のカウンターへ進みます。入国審査官へパスポートを提示し審査を受けてください。入国カードは必要ありません。ハンガリー以外のシェンゲン協定加盟国で入国審査が済んでいる場合は審査が免除となります。
手荷物受取所(Baggage Claim)へ進み、搭乗便名が表示されたターンテーブルで荷物をピックアップしてください。その際は自分の荷物で間違いないかクレームタグを必ずご確認ください。荷物に問題が確認された場合は手荷物カウンターへ申し入れ対応を求めてください。
持ち込み品が免税の範囲内であれば検査は不要となります。緑のランプの通路を進み到着出口へ向かってください。持ち込み品が免税の範囲を超える、もしくは免税の範囲内か否か判断出来ない場合は、赤いランプのカウンターに進み申告を行ってください。
離婚などに起因する片親による子どもの連れ去り防止を目的として、18歳未満の未成年者がハンガリーへ渡航する際は同行しない親権者による渡航同意書の提示を求められる場合があります。渡航同意書は当該未成年者の渡航に対し親権者が同意していることを証明するものです。渡航同意書の持参は必須ではありませんが、出入国の際に不要なトラブルを回避するために渡航同意書の用意をお願いします。渡航同意書には署名確認のため親権者のパスポートのコピーを添付してください。未成年の渡航に関する国際的な措置については「ハーグ条約」をご確認ください。
渡航同意書は規定の書式はありません。ハンガリー語または英語にて以下の情報と渡航に同意する旨を記載し、自筆で署名をしてください。
航空会社により独自に渡航同意書テンプレートを用意している場合があります。詳しくは利用予定の航空会社へお問合せください。
渡航同意書への公的な認証は不要ですが、希望される方は公証役場にて手続きを行ってください。自身で作成した渡航同意書と身分証明書を持参する必要があります。
手順1. 上記のテンプレートや作成方法を参考に渡航同意書を作成する。親権者の署名欄は未記入とする。
手順2. 公証役場へ出向き、公証人の前で親権者が署名し認証を受ける。
詳しくは近隣の公証役場へお問合せください。
郵便番号 | 〒108-0073 |
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所在地 | 東京都港区三田2-17-14 |
電話番号 | 03-5730-7120 |
開館日 | 月曜日~金曜日 |
開館時間 | 月曜日~木曜日 9:00~17:00 金曜日 9:00~15:00 |
閉館日 | 土曜・日曜・祝日 |
公式サイト | https://tokio.mfa.gov.hu/jpn |
所在地 | 1125 Budapest Zalai ut 7.Hungary |
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電話番号 | (06-1)398-3100 |
開館日 | 月曜日~金曜日 |
開館時間 | 大使館本館 8:30~12:30、14:00~17:00 領事窓口受付時間 9:00~12:30、14:00~16:30 |
閉館日 | 土曜・日曜・祝日 |
2022年度の休館日 | 1月3日(金)年始休暇 2月11日(金)建国記念日 2月23日(水)天皇誕生日 3月14日(月)振替休日 3月15日(火)独立記念日 4月15日(金)聖金曜日 4月18日(月)イースター・マンデー 4月29日(金)昭和の日 6月6日(月)聖霊降臨祭 7月18日(月)海の日 9月19日(月)敬老の日 9月23日(金)秋分の日 10月10日(月)スポーツの日 10月31日(月)振替休日 11月1日(火)諸聖人の日 12月26日(月)クリスマス・デー 12月29日(木)年末休暇 12月30日(金)年末休暇 |
公式サイト | https://www.hu.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
ETIAS(エティアス)は2025年の導入が予定されています。ETIAS(エティアス)はハンガリーを含むシェンゲン協定加盟国27か国へ渡航する際に必要となる電子渡航認証です。なお、現在シェンゲン協定加盟国にキプロス、ブルガリア、ルーマニアの追加が予定されており、当該国へ渡航する際もETIAS(エティアス)が必要となる見込みです。また、サンマリノ、モナコ、バチカン、アンドラはシェンゲン協定加盟国ではありませんが、ETIAS(エティアス)対象国からの渡航と申請が必要です。アイルランドおよびイギリスはシェンゲン協定における国境検査撤廃制度の対象外となるため、渡航の際はETIAS(エティアス)申請は必要ありません。
ETIAS(エティアス)の有効期間は取得日から3年間となります。パスポートの有効期限が3年以内の場合はパスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
日本国籍の方は90日以内の滞在に限り、ビザを取得することなくパスポートのみで渡航が認められます。また、新型コロナウイルスの防疫を目的とした検疫措置は2022年3月7日に撤廃されました。現在は新型コロナウイルス陰性証明書やワクチン接種証明書の提示は不要です。
詳しくは「ハンガリー渡航のETIAS(エティアス)申請と入国制限・規制緩和に関する最新情報」をご確認ください。
ハンガリーへ留学や就労などを目的に90日以上滞在する場合は、目的に応じた長期滞在許可の取得が必要となります。長期滞在許可は主に「学生のための滞在許可」、「就労のための滞在許可」、「家族と同居するための滞在許可」、「一時滞在許可」の4種類となります。ワーキングホリデーは一時滞在許可に該当し、滞在期間の延長は認められません。
ハンガリーを含むシェンゲン協定加盟国では2025年に電子渡航認証ETIAS(エティアス)の導入が予定されています。導入後は90日以内の滞在でもオンラインによる事前申請が必要となります。ETIAS(エティアス)に関する詳細は「ETIAS(エティアス)申請とは」をご確認ください。
日本国籍の方はシェンゲン協定加盟国の「ビザ免除協定」が適用されます。同協定により観光や商用、知人の訪問などの目的に限り、ビザを取得せずに90日以内の滞在が認められます。
シェンゲン協定加盟国は以下の国・地域が対象となります。
ビザ免除協定はビザを取得せずに90日以内の滞在を認める制度で、「あらゆる入国日より180日の期間内で最大90日まで」の規定があります。シェンゲン圏内に90日滞在した場合、帰国後3か月(90日)以上経過していない方は、再入国が認められませんのでご注意ください。
ハンガリーへ90日以上滞在する際は滞在許可証の取得が必要となります。日本国籍の方が滞在許可証を取得するには、以下2つの方法があります。
渡航前に当該のビザを取得した場合は、入国後に現地の移民局にて滞在許可証への切り替えが必要となります。なお、ワーキングホリデープログラムを利用し渡航する方は、事前のビザ申請が必須となります。ビザや滞在許可証の申請方法に関する詳細は「ハンガリー渡航のためのビザ申請方法」をご確認ください。
渡航前にビザを申請する方は、駐日ハンガリー大使館にて手続きを行ってください。ビザ申請には事前予約が必要となりますので、大使館へ直接お問い合わせください。
なお、日本国籍の方はビザを取得せずにハンガリーへ入国し、現地の移民局にて滞在許可証の申請手続きを行うことも可能です。ただし、入国審査は最初に到着するシェンゲン協定加盟国で行われます。ハンガリー以外の国で入国審査を行う場合、ビザを所持していないことで審査に時間がかかる恐れがあるため、当該の方は事前のビザ取得を推奨します。
更新日 : 2023/11/02