
更新日 : 2023/05/12

更新日 : 2023/05/12

更新日 : 2023/05/12
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イタリア政府は新型コロナウイルスの防疫を目的として入国時における規制を導入。欧州の一部地域からの渡航者を除き、公共交通機関の利用目的、交通手段、滞在先などを記載した宣誓書の提出と保健公社予防局への登録、14日間の自己隔離を義務付けました。日本を対象とする入国制限は感染状況により緩和と強化を繰り返し、2022年3月1日にワクチン接種証明書等の提示を条件に目的を問わず入国を許可。6月1日にはワクチン接種の要件も撤廃しました。現在は新型コロナウイルスのワクチン接種証明書、治癒証明書、陰性証明書の提示をせずに入国が認められています。
渡航に関する最新情報は「イタリア渡航のETIAS(エティアス)申請と入国制限・規制緩和に関する最新情報」をご確認ください。
日本国籍の方が一般的な旅行でイタリアへ訪れる際は、ビザを申請する必要はありません。乗り継ぎ(トランジット)や90日以内の観光、ビジネスなどの出張を目的にイタリアへ入国する場合はビザ取得が免除されます。パスポートの有効期間は出国予定日より3か月以上の残存期間が必要となります。
2024年に導入予定の事前渡航認証制度“ETIAS(エティアス)“が開始された際はパスポートのみでの渡航は認められず、事前にETIAS(エティアス)を申請し承認を得ることが必須となります。ETIAS(エティアス)はイタリア渡航の際に年齢を問わず必要となる制度です。イタリアへの渡航が決まった際は早めに申請手続きを行いましょう。なお、留学や転勤、家族への訪問などで90日以上イタリアへ滞在する方はナショナルビザの取得が必要となります。ビザ申請はイタリア大使館または総領事館での手続きとなり、完全予約制となっています。ビザ発行まで時間がかかる場合があるため、イタリア大使館・総領事館では早めのビザ申請手続きを推奨しています。
イタリアに90日以上滞在する場合はナショナルビザを取得しなければなりません。90日以上の滞在を希望する方は渡航目的に沿ったナショナルビザを申請してください。なお、ナショナルビザを利用した渡航の滞在期間は90日から365日までに限られ、1年以上の滞在を希望する場合はビザの延長ではなく現地で滞在許可を更新する必要があります。
留学ビザの種類 |
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就労ビザの種類 |
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家族ビザ | 長期滞在者の配偶者や子どものためのビザ ※ EU国籍保有者の家族はビザの取得が免除 |
ワーキングホリデープログラムは日本と協定を結んだ国や地域との間で行われます。2022年現在、日本とイタリアは同協定を結んでいないため、ワーキングホリデービザを利用してイタリアに滞在することはできません。しかし、両国間のワーキングホリデー協定は2019年12月に合意に至り、早期の締結に向けて両政府間で調整が行われています。
長期(90日以上)Dタイプのビザ申請用紙を用意してください。
近影のカラー写真35mm × 45mmを申請用紙に貼付してください。
ビザ失効日(帰国予定日)より3か月以上の残存期間と、パスポートのVISAS(査証)欄は見開きで2ページ以上の余白が必要となります。
ビザ申請日より1週間以内に発行されたものに限られます。
支払い方法は現金のみとなります。
ビザ関連の各種フォームはイタリア大使館のページよりダウンロードが可能です。
申請書類は全てイタリア語または英語で作成してください
共通書類に加え、以下を用意してください。
賃貸契約書、寮などの入居証明書、ホームステイ先からの受入れ承諾書など
滞在期間の全てに適用し、医療費が無制限に保証される保険に限られます。
留学先により必要書類が異なるため、下記を確認してください。
日本国内で宣誓翻訳が可能な翻訳者のリスト、渡航同意書のテンプレートは大使館のページよりダウンロードしてください。
就労先により必要書類が異なるため、共通書類に加え下記を用意してください。
労働許可は駐日イタリア大使館または在大阪イタリア総領事館に直接送付されます。通知が届いていることを大使館または領事館へ事前に確認してください。
研究許可は駐日イタリア大使館または在大阪イタリア総領事館に直接送付されます。通知が届いていることを大使館または領事館へ事前に確認してください。
共通書類に加えて下記の書類が必要となります。
家族帯同・呼び寄せ許可は駐日イタリア大使館または在大阪イタリア総領事館へ直接送付されます。通知が届いていることを大使館または領事館へ事前に確認してください。
アポスティーユ証明とイタリア語翻訳の添付が必要となります。
申請者が18歳未満でビザ申請時に親権者が来館できない場合に必要となります。
日本国内で宣誓翻訳が可能な翻訳者のリスト、渡航同意書のテンプレートは大使館のページよりダウンロードしてください。
ビザ申請は駐日イタリア大使館または在大阪イタリア総領事館での手続きとなり、出発の90日前より申請が可能です。ビザの審査には時間がかかるため、少なくとも渡航の3週間前までに申請手続きを済ませるよう推奨しています。大使館および総領事館での手続きは完全予約制で、オンラインでの予約が必要となります。大使館の予約ページはイタリア語で表示されますが、日本語または英語を選択することが可能です。初めて予約をする際はページ右上に表示されている「新規登録」ボタンをクリックし、利用者登録を行ってください。
所在地 | 東京都港区三田2-5-4 |
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対応時間 | 平日 9:30~11:30 |
予約ページ | https://prenotaonline.esteri.it/login.aspx?cidsede=100200&returnUrl=// |
所在地 | 大阪市北区中之島2-3-18 中之島フェスティバルタワー17階 |
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対応時間 | 平日 9:30~12:30 |
予約ページ | https://prenotaonline.esteri.it/login.aspx?cidsede=100046&ReturnUrl=%2f |
イタリアへ渡航する前に下記の準備をお願いします。イタリア入国に際して入国カードや税関申告書の提出は不要となります。
帰国予定日から90日以上の有効期間が必要となります。
現在、90日以内の旅行であれば日本国籍の方はビザを申請せずにシェンゲン協定加盟国への渡航が許可されています。ただし、2024年に導入を予定している事前渡航認証“ETIAS(エティアス)”が施行された際はETIAS(エティアス)の事前申請が必須となります。
上記に加え、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として追加の書類提示が求められる場合があります。渡航の際は「イタリア渡航のETIAS(エティアス)申請と入国制限・規制緩和に関する最新情報」にて最新情報をご確認ください。
空港到着後は以下の流れで入国手続きを進めてください。
イタリアに到着後、まずは入国審査を受ける必要があります。
入国ゲートは2種類あり、EUパスポート保持者(EU Nations)用ゲートと非EU圏在住者(All passports)用ゲートに分かれています。日本のパスポートを所持している方は後者のゲートに進みましょう。審査前にマスクや帽子、サングラス、イヤフォンを外して待機してください。一般的な入国審査では特に質問はありませんが、担当官より幾つかの質問への回答を促されます。主な質問内容は以下の5項目です。イタリア語または英語による回答の準備をお願いします。
非EU圏在住者(All passports)用の出入国審査の混雑解消を目的として、主要空港では日本を含む一部の国からの渡航者向けに電子ゲートが導入されています。以下の対象者は電子ゲートと有人ゲート両方の利用が可能です。
14歳未満の方は従来通り非EU圏在住者(All passports)の有人ゲートでの審査となります。14歳未満の子どもに同伴する方もともに有人ゲートで出入国審査を受けてください。
未成年者の渡航には注意事項があります。詳しくは「未成年の渡航」を併せて確認してください。
手荷物を預けた方は搭乗便名のサインがあるターンテーブルで待機し荷物を受け取ってください。万が一預けた手荷物が見つからない場合は、荷物引換証を係員に提示し対応を求めてください。なお、空港内でのカート利用は有料の場合があります。事前に小銭を用意しておきましょう。
イタリアへの持ち込みに際し申告する物品がない場合は緑のゲートへ進みます。申告する物品がある場合は赤いゲートに進み、税関申告書を提出してください。
未成年者が両親を伴わずにイタリアへ渡航する際は、両親または同行しない片親が渡航に同意している旨を記載した「渡航同意書」の提示が求められる場合があります。渡航同意書は未成年者の不当な国外への連れ去り防止を目的として制定された「ハーグ条約」に基づく国際的な措置です。18歳未満の方がイタリアへ渡航する際は、入国時の不要なトラブルを避けるためにも渡航同意書の用意を推奨します。渡航同意書を持参する際は併せて親のパスポートのコピー(親のサイン証明のため)の用意をお願いします。
渡航同意書の作成は親の国籍により公証役場またはイタリア大使館で行います。発行まで数日かかる場合がありますので早めの手続きをお願いします。
公証役場での作成となります。
イタリア大使館での作成となります。
公証役場での渡航同意書の作成は以下の通りとなります。なお、イタリア大使館で作成する場合は渡航する本人が直接大使館へお問い合わせください。
親子関係や親権の証明が必要な場合は戸籍謄本などが必要となります。戸籍謄本は外務省のアポスティーユ証明を受け、さらに大使館指定翻訳者によるイタリア語翻訳に翻訳認証を受ける必要があります。公証役場によっては公証人の認証、法務局長の認証、アポスティーユ証明をまとめて受けることが可能です。詳しくは近隣の公証役場に問い合わせてください。
郵便番号 | 〒108-8302 |
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所在地 | 東京都港区三田2-5-4 |
電話番号 | 03-3453-5291 |
開館日 | 領事部/ビザ以外(月~金)9:30~12:30 ビザセクション(月~金)9:30~11:30 |
閉館日 | 土曜・日曜・祝日 |
2022年度の休館日 | 1月1日(金)元旦 2月11日(金)日本の建国記念日 2月23日(水)天皇誕生日 4月18日(月)イースターマンデー 4月25日(月)イタリアの開放記念日 5月1日(日)メーデー 5月3日(火)日本の憲法記念日 6月2日(木)イタリア共和国記念日 8月15日(月)聖母マリア被昇天祭 12月25日(日)クリスマス 12月26日(月)聖ステファノの日 |
公式サイト | https://ambtokyo.esteri.it/AMBASCIATA_TOKYO/ja |
郵便番号 | 〒530-0005 |
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所在地 | 大阪市北区中之島2-3-18 中之島フェスティバルタワー17階 |
電話番号 | ビザ課 06-4706-5841 領事部 06-4706-5815 会計・総務課 06-4706-5820 商務部 06-4706-5824 総領事秘書課 06-4706-5833 |
開館日 | 月曜日~金曜日 |
開館時間 | 戸籍・領事部(月~金)9:30~12:30(水)14:30~16:00 ビザ課 9:30~12:30 ※予約制 |
閉館日 | 土曜・日曜・祝日 |
2022年度の休館日 | 1月1日(金)元旦 2月11日(金)日本の建国記念日 2月23日(水)天皇誕生日 4月18日(月)イースターマンデー 4月25日(月)イタリアの開放記念日 5月1日(日)メーデー 5月3日(火)日本の憲法記念日 6月2日(木)イタリア共和国記念日 8月15日(月)聖母マリア被昇天祭 12月25日(日)クリスマス 12月26日(月)聖ステファノの日 |
公式サイト | https://consosaka.esteri.it/consolato_osaka/ja/ |
所在地 | Via Quintino Sella 60, 00187 Roma |
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電話番号 | (+39) 06-487-991 |
開館日 | 月曜日~金曜日 |
開館時間 | 9:15~13:15、14:15~17:00 (領事受付)9:30~12:45、14:15~16:30 |
閉館日 | 土曜・日曜・祝日 |
2022年度の休館日 | 1月1日(土)元日・年初の日 1月2日(日)行政機関の休日(年始休暇) 1月3月(月)行政機関の休日(年始休暇) 1月6日(木)主顕節 2月23日(水)天皇誕生日 3月21日(月)春分の日 4月17日(日)イースター 4月18日(月)イースターマンデー 4月25日(月)解放記念日 5月1日(日)メーデー 6月2日(木)共和国記念日 6月29日(水)ローマ守護聖人の日 7月18日(月)海の日 8月11日(木)山の日 8月15日(月)聖母被昇天祭 9月19日(月)敬老の日 10月10日(月)スポーツの日 11月1日(火)諸聖人の日 12月8日(木)聖母受胎の日 12月25日(日)クリスマス 12月26日(月)聖ステファノ祭 12月29日(木)行政機関の休日(年末休暇) 12月30日(金)行政機関の休日(年末休暇) 12月31日(土)行政機関の休日(年末休暇) |
管轄地域 | トスカーナ州、ウンブリア州、マルケ州、ラツィオ州、アブルッツォ州、モリーゼ州、カンパーニャ州、プーリア州、バジリカータ州、カラブリア州、シチリア州、サルデーニャ州 |
公式サイト | https://www.it.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
所在地 | Via privata Cesare Mangili 2/4, 20121 Milano, Italia |
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電話番号 | (+39) 02-6241141 |
開館日 | 月曜日~金曜日 |
開館時間 | 9:15~12:15、13:30~16:30 |
閉館日 | 土曜・日曜・祝日 |
2022年度の休館日 | 1月1日(土)元日・年初の日 1月2日(日)行政機関の休日(年始休暇) 1月3月(月)行政機関の休日(年始休暇) 1月6日(木)主顕節 2月23日(水)天皇誕生日 3月21日(月)春分の日 4月17日(日)イースター 4月18日(月)イースターマンデー 4月25日(月)解放記念日 5月1日(日)メーデー 6月2日(木)共和国記念日 7月18日(月)海の日 8月11日(木)山の日 8月15日(月)聖母被昇天祭 9月19日(月)敬老の日 10月10日(月)スポーツの日 11月1日(火)諸聖人の日 12月7日(水)ミラノ守護聖人の日 12月8日(木)聖母受胎の日 12月25日(日)クリスマス 12月26日(月)聖ステファノ祭 12月29日(木)行政機関の休日(年末休暇) 12月30日(金)行政機関の休日(年末休暇) 12月31日(土) 行政機関の休日(年末休暇) |
管轄地域 | ロンバルディア州,ピエモンテ州,リグリア州,ヴァッレ・ダオスタ州,トレンティーノ=アルト・アディジェ州,フリウリ=ベネチア・ジュリア州,ベネト州,エミリア=ロマーニャ州 |
公式サイト | https://www.milano.it.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
シェンゲン協定加盟国へ渡航する際に必要となるETIAS(エティアス)は2024年の導入が予定されています。具体的な時期については今後発表される見通しですが、導入後はサンマリノ、モナコ、バチカン、アンドラへ渡航する際も申請が必須となります。いずれの国もイタリアやフランスなどETIAS(エティアス)対象国からの入国が条件となるため、事前に申請を済ませましょう。
なお、シェンゲン協定加盟国の追加により、ETIAS(エティアス)申請対象国は変更となる場合があります。現在、キプロス、ブルガリア、ルーマニアの加盟が予定されており、当該国へ渡航する際もETIAS(エティアス)が必要となる見込みです。イギリス、アイルランドはシェンゲン協定における「国境検査撤廃制度」の対象外となるため、ETIAS(エティアス)の申請は不要です。
ETIAS(エティアス)の有効期間は取得日から3年間となり、有効期間内であれば何度でも対象国への渡航が認められます。ただし、3年以内にパスポートの有効期限が切れてしまう場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
新型コロナウイルスの感染防止を目的とした入国制限は2022年6月1日に全て撤廃されました。現在はワクチン接種証明書や陰性証明書の提示をせずに入国が認められます。
なお、日本国籍の方は90日以内の滞在に限り、ビザの取得が免除されパスポートのみで渡航が認められます。
詳しくはイタリア渡航のETIAS(エティアス)申請と入国制限・規制緩和に関する最新情報をご確認ください。
日本国籍の方がイタリアで90日以上滞在する場合、留学や就労など渡航目的に合わせたナショナルビザの取得が必要となります。なお、ナショナルビザによる滞在期間は365日以内となるため、1年以上にわたり滞在する方は現地で滞在許可の更新が必要です。滞在期間が90日以内の場合ビザは不要となりますが、滞在期間は「あらゆる入国日より180日間で最大90日まで」と規定されています。イタリアで90日滞在した場合、帰国後3か月(90日)以上経過していない方は、再入国が認められません。
イタリアを含むシェンゲン協定加盟国では2024年より電子渡航認証ETIAS(エティアス)の導入を予定しています。導入後は90日以内の滞在でもETIAS(エティアス)の事前申請が必要となりますのでご注意ください。
日本国籍の方は以下のシェンゲン協定加盟国に渡航する際、90日以内の滞在に限りビザを取得する必要はありません。
ただし、渡航目的は観光や短期ビジネスなどに限定されます。90日以内の滞在であっても就労や留学を目的として渡航する方は、当該のビザ取得が必要となります。
イタリアで90日以上滞在する方は、入国後8日以内に「滞在許可証」を申請する必要があります。滞在許可証を申請する際は滞在地域の郵便局へ赴き、申込用紙と必要書類(パスポートのコピー等)を提出してください。申込用紙は郵便局で入手が可能です。提出後は指定された日時に移民局へ赴き、滞在許可証を受領してください。
なお、イタリアを含むシェンゲン協定加盟国は、2024年にETIAS(エティアス)の導入を予定しています。導入後は90日以内の滞在でも事前にETIAS(エティアス)の申請が必須となります。ETIAS(エティアス)に関する詳細は「ETIAS(エティアス)申請とは」をご確認ください。
ビザは東京の大使館または大阪の総領事館にて申請が可能です。居住する地域により管轄が異なるため、東日本(静岡県以東)にお住まいの方は在日イタリア大使館、西日本(愛知県以西)にお住まいの方はイタリア総領事館にて申請を行ってください。
更新日 : 2023/05/15