
更新日 : 2023/11/02

更新日 : 2023/11/02

更新日 : 2023/11/02
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2022年10月21日スペイン政府は、新型コロナウイルスの感染防止を目的とした入国制限措置を全て撤廃しました。現在は、日本などEU/シェンゲン域外からの渡航者を含め、ワクチン接種証明書、回復証明書、陰性証明書の提示をせずに入国が認められます。
渡航に関する最新情報は「スペイン渡航のETIAS(エティアス)申請と入国制限・規制緩和に関する最新情報」をご確認ください。
スペインへ90日以内の観光やビジネス、家族訪問、国際会議への参加などを目的として渡航する日本国籍の方は、ビザを取得せずに入国が認められます。ただし、入国の際はスペインを含むシェンゲン協定加盟国を離れる日から起算し、パスポートの有効期限が3か月間以上残存していることが条件となります。現在はパスポートのみでスペインへの入国が可能ですが、2025年より安全保障や不法移民の抑止などを目的として事前渡航認証システム“ETIAS(エティアス)”の導入が予定されています。導入後はスペインを含むシェンゲン協定加盟国へ90日以内の短期滞在またはトランジット(乗り継ぎ)を目的として渡航する場合、ETIAS(エティアス)の取得が必須となります。事前にETIAS(エティアス)を取得していない方は飛行機への搭乗が拒否されることが予想されるため、必ず申請手続きを行いましょう。なお、スペインにて90日以上の長期滞在を希望する方はETIAS(エティアス)の対象外となるため、事前にビザを取得する必要があります。留学や就労、ワーキングホリデーなど目的に応じたビザを選択し、申請方法や必要書類をご確認ください。
留学ビザ | 留学・研究・ボランティア活動を目的として滞在するためのビザ。 滞在期間が90日~180日の場合は短期留学ビザ(SSU) 滞在期間が180日以上の場合は長期留学ビザ(SLU) |
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留学生の同行者ビザ(SSF-SLF) | 留学ビザの所有者に同行する方のビザ。配偶者や未成年の子どもなどが対象となります。 |
高度専門職ビザ(TAC) | 高度専門職の方がスペインで就労するためのビザです。 |
企業内転勤ビザ(TTI) | スペインに駐在する方のためのビザです。 |
就労者の同行者ビザ(RFI) | 就労ビザ(TACまたはRFI)所有者に同行する方のためのビザ。配偶者や未成年の子どもなどが対象となります。 |
ワーキングホリデービザ(AML) | ワーキングホリデープログラムのためのビザ。対象年齢は18歳以上30歳以下の方となります。 |
3cm × 4cmでカラー写真、正面向き、白背景の証明写真を申請書に貼付してください。
スペインへの渡航予定日より10年以内に発行されたものに限られます。パスポートのVISAS(査証)欄は見開きで2ページ以上の余白が必要となります。
スペインで保険事業を行っている保険会社の海外旅行(医療)保険であること。
18歳未満の方は必要ありません。
長期留学ビザ(SLU)を申請する方は上記に加え下記の書類をご用意ください。
滞在費用として月額537.84ユーロ以上を賄う資金を証明する書類が必要となります。下記2点のいずれかを用意してください。
留学や研修などの目的に沿って以下の書類が必要となります。原本とコピー1部を用意してください。
スペインで認可された教育機関に週20時間以上通学し、就学・研究コースで学ぶ留学生として登録された証明書。または入学許可証明書が必要となります。
申請者が学生あるいは研修生として登録済みであること証明するスペイン国厚生省(Ministerio de Sanidad, Servicios Sociales e Igualdad)発行の書類が必要となります。
スペインで正式に認可された機関において研究活動や養成訓練を行うことを証明する書類が必要となります。
下記4点全ての書類が必要となります
申請者と民間企業や公的機関との契約に基づき、報酬を伴わない研修プログラムに参加することを証明する書類
下記2点が必要となります。
3cm × 4cmでカラー写真、正面向き、白背景の証明写真を申請書に貼付してください。
スペインへの渡航予定日より10年以内に発行されたパスポートに限られます。パスポートのVISAS(査証)欄は見開きで2ページ以上の余白が必要となります。
外務省領事移住政策課証明班によるアポスティーユ証明が必要となります。
滞在費用として1親等以内の家族の申請者は1人当たり月額399.38ユーロ、その他の申請者は1人当たり月額266.26ユーロ以上を賄う資金を証明する書類が必要となります。
スペインで保険事業を行っている保険会社の海外旅行(医療)保険であること。
3cm × 4cmでカラー写真、正面向き、白背景の証明写真を申請書に貼付してください。
スペインへの渡航予定日より10年以内に発行されたパスポートに限られます。パスポートのVISAS(査証)欄は見開きで2ページ以上の余白が必要となります。
スペイン移民局大企業戦略グループ部門にて事前に取得してください。
同行する家族のビザを申請する場合には下記の家族関係を証明する書類が必要となります。
ビザ申請書、渡航同意書、健康診断書のテンプレートは駐日スペイン大使館のページよりダウンロードが可能です。
申請者が18歳未満で単独または片方の親のみと渡航する場合、両親あるいは同行しない親権者または未成年後見人が在日スペイン大使館に出向き渡航同意書に署名する必要があります。渡航同意書のダウンロードはこちら
申請者が18歳以上の場合、スペイン国法により犯罪と見なされる行為を過去5年以内に犯していないことを証明する必要があります。過去5年以内に居住した国の警察当局が発行した無犯罪証明書が必要となり、日本の警察当局で発行された無犯罪証明書を未開封のまま提出することが求められます。
日本とスペインのワーキングホリデーに関する協定は2017年4月に締結され、両国間でのワーキングホリデープログラム制度が施行されました。18歳~30歳が対象となり、互いの国の文化に対する理解の促進や交流などを目的としています。スペインは日本国籍者に対し年間で最大500人にワーキングホリデービザを発給。主に旅行を目的として最大で1年間滞在でき、滞在費用を補うためにアルバイトなどの就労が許可されています。また、スペイン語を学ぶために語学学校へ通学することも認められています。
下記項目がワーキングホリデービザを申請する条件となります。
3cm × 4cmでカラー写真、正面向き、白背景の証明写真を申請書に貼付してください。
スペインへの渡航予定日より10年以内に発行されたパスポートに限られます。パスポートのVISAS(査証)欄は見開きで2ページ以上の余白が必要となります。
往路のみを所持している方は、復路の航空券の購入資金があることを証明する必要があります。
最初の数か月間の滞在費用として2,000ユーロ以上の残高があることを証明する必要があります。
ビザ申請書、ワーキングホリデービザ申請に伴う宣誓書、NIE番号申請用紙、健康診断書のテンプレートはスペイン大使館よりからダウンロードが可能です。
全てのビザ申請手続きは申請者本人が在日スペイン大使館にて行う必要があります。受付時間は平日の9時30分から12時半までとなり予約の必要はありません。出国の3か月前より申請が可能です。ビザ申請から発給までおよそ1か月かかるため、大使館は早めの手続きを推奨しています。
現在、在日スペイン大使館では新型コロナウイルス感染予防策としてマスク着用や社会的距離の保持が義務付けられています。
スペインへ入国する際は以下の用意をお願いします。90日以内の滞在であれば入国カードや税関申告書の提出は不要です。
スペインを出国する時点でパスポートの有効期間は3か月以上の残存期間が条件となります。
現在、日本のパスポートを所有している方はシェンゲンビザを取得せず90日以内のヨーロッパ滞在が認められます。2025年より事前渡航認証システム“ETIAS(エティアス)”の導入が予定されているため、90日未満の一般的なヨーロッパ旅行を希望する方は事前にETIAS(エティアス)の取得が必要となります。なお、90日以上の滞在を希望する方はETIAS(エティアス)申請の対象外となります。滞在期間や目的に応じたビザを申請してください。
上記に加え、新型コロナウイルス感染拡大防止を目的として追加の書類提示が求められる場合があります。
渡航の際は「スペイン渡航のETIAS(エティアス)申請と入国制限・規制緩和に関する最新情報」にて最新情報をご確認ください。
目的地の空港に到着の際は以下の順に手続きを行ってください。
パスポートを用意して入国審査に進みます。
カウンター窓口は「No EU Nations(EU国籍者以外)」と「EU Nations(EU国籍者)」の2種類があります。「No EU Nations(EU国籍以外)」の窓口へ進み、パスポートを提示します。
なお、シェンゲン協定加盟国を経由して入国する場合は、乗り継ぎを行う空港でEUへの入国審査があるためスペインでは入国審査が不要となります。
搭乗した便名が表示されたベルトコンベア前で待機し、預けた荷物を受け取ってください。荷物が見つからない場合は紛失の旨をスタッフに伝え対応を求めてください。
税関では赤いゲートと緑のゲートに分かれており、所持している荷物により通過するゲートが異なります。申告する持ち込み品がある場合は赤いゲートで申告と検査を受ける必要があります。申告する持ち込み品が無い方は緑のゲートへ進んでください。
近年、日本人の国際結婚の増加に伴い、父親または母親のいずれか一方の親が同意を得ずに子を母国へ連れ去るケースが発生しています。当事者間の紛争や刑事事件に繋がる事態を解決するためハーグ条約が制定され、日本やスペインを含む多くの国が締結しています。同条約に基づき、未成年者が国境を越えてスペインへ渡航する際は親権者による渡航同意書の携行が推奨されています。
スペイン大使館は渡航する未成年者本人および親権者の全員が日本国籍の場合の渡航同意書の持参は推奨にとどめています。入国に必須な書類ではありませんが、出入国時のトラブルを回避するためにも渡航同意書を用意することをお勧めします。
渡航同意書は公証役場で作成することが可能です。発効まで数日かかる場合がありますので、早めの手続きをお願いします。
渡航する未成年者本人または親権者のどちらかが外国籍の方は、同行しない親権者の渡航同意書が必須となります。婚姻などによりスペイン国籍を取得した方は、スペイン大使館にて手続きが可能です。
郵便番号 | 〒106-0032 |
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所在地 | 東京都港区六本木1-3-29 |
電話番号 | (813)3583-8531、3583-8532 |
開館日 | 月曜日~金曜日 |
開館時間 | 9:30~12:30、14:00~15:00 |
閉館日 | 土曜・日曜・祝日 |
2022年度の休館日 | 1月1日(土)元日 2月11日(金)建国記念日 2月23日(水)天皇誕生日 4月14日(木)聖木曜日 4月15日(金)聖金曜日 5月2日(月)メーデー 5月3日(火)憲法記念日 8月15日(月)聖母の被昇天の日 9月23日(金)秋分の日 10月12日(水)ナショナル・デー 11月1日(火)諸聖人の日 12月6日(火)憲法記念日 12月8日(木)無原罪懐胎 12月26日(月)クリスマス |
公式サイト | http://www.exteriores.gob.es/Embajadas/TOKIO/ja/Embajada/Paginas/HorariosLocalizacionContacto.aspx |
所在地 | Avda. Diagonal, 640, 2a planta D, 08017 Barcelona |
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電話番号 | +(34)93-280-3433 |
開館日 | 月曜日~金曜日 |
開館時間 | 通常期間 9:00~13:00 夏季期間(6月23日~8月31日)8:30~13:30 |
閉館日 | 土曜・日曜・祝日 |
2022年度の休館日 | 1月3日(月)行政機関の休日 1月6日(木)主顕節 2月23日(水)天皇誕生日 3月21日(月)春分の日 4月15日(金)聖金曜日 4月18日(月)復活祭 6月6日(月)第二復活祭 6月24日(金)サンファンの日 7月18日(月)海の日 8月15日(月)聖母被昇天祭 9月26日(月)バルセロナ市の祝日 10月12日(水)国祭日 11月1日(火)諸聖人の日 12月6日(火)憲法記念日 12月8日(木)無原罪聖母の日 12月26日(月)聖エステバンの日 12月29日(木)行政機関の休日 12月30日(金)行政機関の休日 |
管轄地域 | カタルーニャ州、バレンシア州、 バレアレス州 |
公式サイト | https://www.barcelona.es.emb-japan.go.jp/itprtop_ja/index.html |
所在地 | Calle Triana, 120, 3ª Planta Izquierda, 35002 – Las Palmas de Gran Canaria |
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電話番号 | +(34)928-244012 |
開館日 | 月曜日~金曜日 |
開館時間 | 開館時間 8:30~12:30、13:30~16:30 夏季(7月~8月)8:30~15:30 領事窓口 9:00~12:00、14:00~16:00 夏季(7月~8月)9:00~15:00 |
閉館日 | 土曜・日曜・祝日 |
2022年度の休館日 | 1月3日(金)行政機関の休日 1月6日(木)主顕節の日 2月11日(金)建国記念の日 3月1日(火)カーニバル 4月14日(木)聖木曜日 4月15日(金)聖金曜日 5月30日(月)カナリアの日 6月24日(金)ラスパルマス市設立記念日 7月18日(月)海の日 8月15日(月)被昇天日 9月8日(木)聖母ピノの日 10月12日(水)国祭日 11月1日(火)諸聖人の日 12月6日(火)憲法記念日 12月8日(木)無原罪聖母の日 12月26日(月)クリスマスの振替休日 12月29日(木)行政機関の休日 12月30日(金)行政機関の休日 |
管轄地域 | カナリア州 |
公式サイト | https://www.es.emb-japan.go.jp/itpr_ja/00_000042.html |
ETIAS(エティアス)は2025年の導入が予定されています。ETIAS(エティアス)はスペインを含むシェンゲン協定加盟国と、サンマリノ、モナコ、バチカン、アンドラへ渡航する際に必要となる電子渡航認証です。シェンゲン協定加盟国の追加により、ETIAS(エティアス)申請対象国は変更となる場合があります。現在、キプロス、ブルガリア、ルーマニアの加盟が予定されており、当該国へ渡航する際もETIAS(エティアス)が必要となる見込みです。なお、アイルランドおよびイギリスはシェンゲン協定における国境検査撤廃制度の対象外のため、申請は不要となることが予想されます。
また、ETIAS(エティアス)の有効期間は取得した日から3年間です。 パスポートの有効期限が3年以内の場合は、パスポートの有効期限日を以てETIAS(エティアス)も失効となりますのでご注意ください。
日本からの渡航者は90日以内の滞在に限り、ビザを取得せずにパスポートのみで渡航が認められます。
新型コロナウイルス感染防止を目的としてEU/シェンゲン領域外から訪れる渡航者へ義務付けていたワクチン接種証明書などの提示は、2022年10月21日に撤廃されました。現在はコロナ禍以前と同様の要件で入国が認められます。
入国に関する詳細はスペイン渡航のETIAS(エティアス)申請と入国制限・規制緩和に関する最新情報をご確認ください。
日本国籍の方がスペインに90日以上滞在する場合はビザの取得が必須です。留学、就労、ワーキングホリデーなど目的ごとにビザの種類は異なります。90日以上の滞在を希望する際は、滞在目的に合ったビザの申請をお願いします。ビザの申請方法や必要書類などは「スペイン渡航のためのビザ申請方法」をご確認ください。
なお、日本国籍の方はシェンゲン協定加盟国のビザ免除協定により、90日以内の滞在ではパスポートのみで入国が認められています。ただし、同協定では滞在日数に関して「あらゆる入国日より180日の期間内で最大90日まで」の規定があります。スペインを含むシェンゲン協定加盟国に90日滞在した場合、帰国後3か月(90日)以上経過していない方は再入国が認められませんのでご注意ください。
スペインを含むシェンゲン協定加盟国では、2025年に電子渡航認証ETIAS(エティアス)の導入が予定されています。導入後は90日以内の短期滞在でもETIAS(エティアス)の事前申請が必須となりますので、渡航を計画中の方は最新情報を必ずご確認ください。
日本国籍の方はシェンゲン協定加盟国のビザ免除協定が適用となります。最大90日以内の滞在が認められ、パスポートのみで入国が可能です。シェンゲン協定加盟国は以下の国・地域が対象となります。
滞在期間が6か月以上となる方は、入国後1か月以内に居住許可証(就学目的の方は学生証)を取得する必要があります。居住地を管轄する警察署または外国人管理事務所にて手続きを行ってください。
なお、スペインを含むシェンゲン協定加盟国は、2025年にETIAS(エティアス)の導入を予定しています。具体的な時期は今後発表される見込ですが、導入後はパスポートのみで入国は認められず、90日以内の滞在でも事前にETIAS(エティアス)の申請が必須となります。ETIAS(エティアス)について詳しくは「ETIAS(エティアス)申請とは」をご確認ください。
出国3か月前より在日スペイン大使館にて申請が可能です。受け付け時間は平日9時30分~12時30分までとなります。
更新日 : 2023/11/02